こんにちは、
まるです!今日もよろしくお願いします♪
7月になりましたね!
実は振り返ると、6月は1日も休まずブログを書くことができました。
後半はWi-Fi環境の悪いパキスタンにいたにも関わらず、我ながら良く頑張りましたね笑
ここからはWi-Fi環境も良くなると信じ、これからも書き続けて参りますので、今後ともどうぞよろしくお願いします!
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2019年6月19日
(世界一周79日目)
【ルンブール谷】
1パキスタンルピー=0.7円
100パキスタンルピー=70円おはようございます!
昨日到着したカラーシャはルンブール谷。
今日は1日村を歩き回ってみたいと思います!
朝部屋でのんびりしていると、宿の人から朝食のお誘いが。
宿の目の前のお家に招いて頂き、パンと紅茶のシンプルな朝食。
お家は石造りでした。
生活感が溢れています。
こちらは厨房。
飾ってある角がすごくカッコいい。
食べ物は決して無駄にしません。
スイカの皮は牛の餌に。
昨日お邪魔させてもらったお家は、もう日も暮れかけで中の様子がわかりにくかったのですが、こうして明るい所で見てみると生活の様子がよくわかります。
朝食は食べましたが、昨日までの長い長い移動の疲れもあったので、無理せず午前中は部屋でのんびりすることに。
すると、何と昼食もご馳走になってしまいました。
ジャガイモの煮込みと豆の煮込み。
食堂で食べるものよりも優しい味で、疲れた胃に沁みわたります。
そして昨日試飲させてもらったワインですが、購入することに。
これでパキスタン出国までの晩酌のお供が手に入りました。
さあ、しっかりと体力を蓄えた所で、村歩きに繰り出しましょう!
何たって今日はこんなに良い天気なのですから!
ここまでの道中もそうでしたが、村の道路は未舗装。
のどかな風景が広がります。
周囲の畑は、大半が小麦畑でした。
現在は貨幣経済も入ってきているものの、以前は、自分たちの食べるものは基本的に自給自足をしていたそうで。
この小麦が、この村に来てから頂いたナンになっていくのですね。
そういえば小麦ついでにパキスタンの農業について少し。
パキスタンは小麦の大生産国として知られていますが(世界8位:2017年)、米も非常に多く生産されています(世界10位:2017年)。
気候的には乾燥したイメージの強いパキスタンですが、南部のインダス川流域などでは米も盛んに生産されているのですね。
では国内における消費状況はどうなのかというと、肌感覚としては圧倒的に小麦の消費量の方が多いような気がします。
個人的にはご飯派なのですが、ライスはなかなか良いお値段がしますし…
米の値段が高いのは、小麦が自給用としての色合いが強いのに対して、米が商品作物として栽培されているからでしょう。
実際、パキスタンの米の輸出量は世界でも5本の指に入る多さです。
白米をたらふく食べるには中国まで待たないといけなさそうですね…
さて、話が逸れてしまいましたが、村歩きに戻りましょう。
橋の向こうに小さな集落があります。
ちょっとお邪魔してみましょう。
子ども達が木登りをして遊んでいました。
声を掛けてみるとすごくフレンドリーだったので、写真を撮らせてもらうことに。
女の子。
やっぱり民族衣装が可愛いですね。
男の子。
パキスタンの帽子が決まっています。
集落の中に入ってみます。
階段を昇り2層目に。
今立っているのが1層目の屋根です。
集落は上へ上へと続いていきます。
ほとんどの家が石造り。
道の脇には水路が張られ、子ども達が水遊びをしています。
路地に迷い込むと、もう自分がどこにいるのかわからなくなりますね。
雰囲気のある集落でした。
今度は村を出て川沿いの道を散歩してみます。
女性たちが集まっています。
一体、何をしているのでしょう?
木の実を集めていたんですね!
こちらはマルベリー、桑の実です。
味見させてもらいましたがめちゃくちゃ甘くて美味しい!
そのまま果物として食べるほかに、ワインの材料にもするそうです。
ひとしきり歩き回った所で部屋に戻ろうとすると、宿の人に出会いました。
「山の上の方には行ったのか?まだなら案内してやるよ。」というわけで、お言葉に甘え付いて行くことに。
こちらは宗教施設だそうで。
中は非常に簡素な造りでしたが、火を焚いた跡もあったので、祈りを捧げる時に燃やしたのでしょうかね?
こちらはダンシングホール。
ここカラーシャでは、春・夏・冬と年に3回大きなお祭りがあり、その時には普段よりももっと華やかな民族衣装を着て踊りをするそうで、その時にはものすごく沢山の観光客で賑わうそうです。
今は絶賛工事中ですね。
向こうに見える大きな岩。
こちらも祈りの対象だそうで。
カラーシャの人々は精霊信仰に似た独自の信仰を持っているのですが、こうした自然の事物に神が宿ると考えているのでしょう。
集落を見下ろします。
こうしてみると家々が折り重なって建っている様子が良くわかりますが、それもそのはず。
建っている場所がこんな斜面なのですから。
土地を有効活用するための工夫なのですね。
帰り道に昨日の移動で一緒だったおばちゃんに会いました。
せっかくだから家に寄っていきなさいと手招き。
この家は民族衣装が綺麗に下げられていて、まるで展示品みたい。
上の飾りは首にかけるもので、ビーズで作られています。
こちらの飾りは頭につけるもので、シュシュトと呼ばれます。
黒地の生地に毛糸で刺繍を施したペラハンと呼ばれるワンピースを着て、これらの飾りをつけるのが、カラーシャの女性たちの服装です。
こんな感じですね。
大きな女の子はもうお家のお手伝いをしています。
宿の人にお礼を言って別れ、再び路地の中に。
1軒のお家にお邪魔しました。
おじいちゃんが日曜大工をしています。
何を作っているのか訊くと、ベッドを作っていると。
生活に使うものは、何でも手作りしてしまうんですね。
「地理の先生をしていたよ」と自己紹介をすると、地理の教科書を持って来てくれました!
パキスタンの地理の教科書、どんなことが書いてあるのか興味津々で読ませてもらいました。
自然地理の内容が厚めでしたね。
パキスタンでは理系科目に位置付けられているのかもしれません。
そして日本は大陸とひとつながりに描かれていました笑
教科書くらいはしっかりとした地図を使おうよ…
この子がすごく懐いてきてくれて。
写真を撮って撮ってというのですが、いざ撮ろうとすると大体変顔になります笑
数少ないまともな写真がこちら。
家ではお母さんが食事の準備を。
そして話しているうちにベッドも完成しました。
長居し過ぎるのも申し訳ないので、そろそろ宿に戻りましょう。
招いてくださってありがとうございました!夕方は宿の椅子に座ってボーッと村を眺めてみます。
ちょうど宿からは階段状の集落が一望できるのです。
子どもを連れて家へと帰るお母さん。
ビー玉遊びに興じる少年たち。
夕食の準備をするお母さんと、お手伝いをする女の子。
煙草をふかしながら談笑する男性たち。
ここからは、村の生活の様子が色々と見えてきて、いくら眺めていても飽きることはありません。
自分たちの生活とは全く違う風景に、すごい所にやってきたんだなとしみじみ。
さっき買ったワインを傾けながら、ゆったりとした時間を過ごしました。
そうこうしているうちに夜も更けました。
夜は
和田晶子さんという方とお話しさせて頂くことに。
和田さんは、今から30年以上も前にカラーシャの男性と結婚され、それからずっとこの村で暮らしていらっしゃる方です。
昨日道端でばったりお会いして、今日はわざわざ宿まで尋ねに来てくださったのです。
現地での支援活動のことや、昔のカラーシャのこと、そして以前は和田さんも旅人だったことから、昔や今の旅のことなど、色々なお話を聴かせて頂きました。
今回の滞在では自分以外に観光客はおらず、宿に泊まったお客さんも1週間ぶりでしたが、タリバンの活動が活発化する前は、多くの旅行者がカラーシャを訪れていたそうで。
昔は宿にドミトリーもあってみんなでBBQなんかもしていたそうです。
一方、ここ数年でパキスタン国内の治安も急速に良くなって、またパキスタン人の所得も向上して、観光客は右肩上がりに増えているとのこと。
隣のブンブレット谷には、非カラーシャ資本による大型リゾートホテルも建設されたようです。
まだまだルンブール谷はのんびりした空気が漂っているようですが、これも近いうちに観光地化される時が来るのでしょうかね?
お話しを聞く限り、開発を進めているのは非カラーシャで、カラーシャの人々はこれまでのような生活が守られることを望んでいるように感じられました。
今回の滞在では素朴なカラーシャの方々に本当に良くして頂きましたが、この素敵な雰囲気がいつまでも続くと良いなと心から思います。
アクセスはすこぶる悪い所ですが、この村に来れて本当に良かったです!
後ろ髪はひかれますが、明日は再び長い長い移動の始まり。
今日はしっかり体力を蓄えていきます。
本日もありがとうございました!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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