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オシュへの移動!パミールへ向けた計画と準備

こんにちは、まるです!今日もよろしくお願いします♪



いよいよリアルタイムではトルクメニスタンに入国します!

滞在は5日間というのが決まってはいるのですが、その後フェリーでカスピ海を越え、アゼルバイジャンのバクーに向かうつもりです。

このフェリーが、調べてみると、何十時間待ちだとか、ひどい時には百何十時間待ちだとか…全く到着の予想が立たないのですね。

今回はかなり潤沢にブログも予約投稿をしておりますので、恐らく投稿が途絶えることは無いとは思うのですが、もし百何十時間待ちというような事態になった場合、更新は途絶えます。

それでも、フェリーが沈没してカスピ海の藻屑となっていない限りは、恐らく生きていると思われますので、お知り合いの方々はご安心ください。

それでは!またバクーでお会いしましょう!





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2019年7月16~17日
(世界一周106~107日目)
【ビシュケク→オシュ】
1ソム=1.56円
100ソム=156円






おはようございます!

今日から心機一転、タジキスタンを目指しての旅が始まります!

アラコル湖に行ったメンバーのうち、宿に残っている唯一の男メンバー、きよ君に別れを告げに、彼の寝ているドミトリーへ。

本当にありがとう!一緒に過ごせて楽しかった!



すると、バスの一件があった女の子もちょうど出発する様子でした。

その子もオシュに向かうのですが、自分は一緒に向かいたくはないですし、彼女もその様子だったので、どちらとも無く別の方向に進み、各々でマルシュを捕まえ、各々が別の宿へと向かいました。

なお、件の罵倒女はその子を見送るために宿の玄関口まで出てきたのですが、自分を見るなり、



「あ、出るの?…じゃあ一応さよなら。」



一応ってなんやねん。

嫌いな様子が見え見えですよー

今後の旅で二度と遭遇しないことを心から祈ります。



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で、出発となるわけですが、今日からしばらく行動を共にするのは、まつだい君

このバックパックを背負っている彼で、ジャック君の日本における友人です。

偶然にもこのビシュケクで、ジャック君とは感動の再会を果たしておりました。

このあと向かうパミール高原やワハーン回廊は、車のチャーターができると見所を効率良く周れるようなので、とりあえず今日はオシュを目指し、オシュでチャーター仲間を探そうという算段です。


青:オシュ行きシェアタクシー乗り場

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オシュ行きの乗合タクシーが出るのは、これまで頻繁に使っていた西バスターミナルではなく、オシュバザール近くの路上です。

ここまで行けば客引きがたむろしていますが、言い値は1200~1500ソムほど。

「オシュから1000ソムで来たぞ!」と言うと、ようやく1000ソムまで値段が下がりました。

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有難いことに、既に車の中は人でいっぱいだったので、待つことなくすぐに出発することができました。

というのも、この区間、以前ビシュケクに向かう時も通りましたが、半日以上を費やす長い移動となったわけで。

あの時はビシュケク到着が23:00頃になったので、止む無くタクシーを使いました。

現在時刻は8:00を少し過ぎた所なので、この分だとまだ人通りが多いうちにオシュに着くことができそうです。



さて、ただでさえ退屈な移動、なおかつ既に1度通ったルートでもあります。

今日はもう居眠りを決め込んでしまおうかなとも思っていたのですが…

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いや、なかなかにいい天気ですねこれ!

座席が窓際では無かったので、写真を撮れたのは休憩時のみだったのですが、それでも雲が多かった前回とは印象がまた違います。

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個人的に気に入ったのは、昼食休憩の時に見た景色。

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山の標高がそんなに高くは見えないのに頂上付近には冠雪があったりして、また、どこまでも広がる緑豊かな高原の風景が、本当に美しかったです!

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昼食はこちら、羊の煮込みかけご飯とサラダ。

食事を終えるとオシュまで長い長い道を一直線です。

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素晴らしい晴天の中を走ると、この道が絶景ロードと呼ばれる所以がわかる気がします。

以前この道を通っていたことから、今回は夜行で移動しようかとも思っていたのですが、一緒に行動するまつだい君がこの道を通るのが初めてということもあったので、今回も昼間の移動を選んだのです。

結果、天気にも恵まれ、とても気持ちの良い移動となりました。

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さて、今回のドライバーはなかなか飛ばすドライバーでして、オシュに着いたのは20:30くらい。

有難いことに、まだ薄暗いくらいの時間にオシュに辿り着くことができました。

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前回も泊まったオシュゲストハウスにチェックインし、近くのお店で夕食を済ませ、
(レバーとジャガイモの炒め物:100ソム)

これまた前回の滞在時に行った場末のバーでビールを飲んで1日が終わりました。

しばらく飲んでると、バーでは突然喧嘩がおっ始まってしまったので、巻き込まれる前に速やかに退散しました。

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バーの林立する辺りは治安がよろしくなさそうですが、一方で帰り道の公園ではこんなに遅い時間なのに人が群がっています。

子どもたちも沢山遊んでいましたし。

昼間が暑い分、夜が活動時間の中心なのですかね?




1.オシュゲストハウス
2.Biy Ordo Guest House
3.ラグメン屋
4.スライマン・トー

さてその翌日、今日は1日オシュに滞在します。

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宿で70ソムのシンプルな朝食を食べながら、今後の計画についてまつだい君と相談します。

今日は、パミール高原やワハーン回廊の車をシェアしてくれる仲間を探して、あわよくば明日出発の車も見つけてしまい、明日にはパミール高原、ワハーン回廊に向けて出発したいのです。

ちなみに、パミール高原やワハーン回廊を存じ上げない方のために一応説明しておくと、いずれもタジキスタンのゴルノ・バダフシャン自治州と言うエリアにあります。

パミール高原は以下の通り。



オシュから国境を越えて、ムルガブ、そしてホーログへと抜けるこの道が、パミール高原を横断します。

この辺りでは、標高4000mを超える高原の壮大な風景が楽しめるとのこと。

一方、ワハーン回廊は以下の通り。


※実際にはタジキスタン側を走行します。

見て頂くとお分かりかと思いますが、ルートはひたすら川を挟んでアフガニスタンとの国境を通過します。

川の侵食作用によって創られた、美しい渓谷の風景が楽しめるとのこと。

さらにワハーン回廊には、各地に源泉掛け流しの素晴らしい温泉が点在しているというのです!

人が集まれば、その分1人当たりの費用は安くなるため、全てをチャーターしても構わないのですが、そうでないならばシェアタクシーなどを適宜利用して代金を節約しなければなりません。

そして、まつだい君も自分も、ワハーン回廊は特に温泉などを丹念に巡りたいという思いで一致したため、そこは人数如何にかかわらず車をチャーターすることは決定。

なのでここオシュでは、まずムルガブ、そしてホーログへと向かう人集めをして、もしそれが芳しくなければムルガブまでのシェアタクシーを予約してしまおうと。

そうと決まれば速やかに動きます。

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宿にはこのように、各地への車をチャーターする人たちが、メンバーを募集するためにホワイトボードに書き込みをしています。

これを見ると、本日17日発で、ワハーン回廊を抜けホーログへ出る車があるではないですか!

しかもちょうどあと2人、メンバーを募集しています!

今すぐ出発できるのなら、それはそれで有難いので、すぐさま宿のオーナーにこの募集について問い合わせるも、



「あぁ、消し忘れてたよ(消し消し)」



早よ消しとけぇー!!!



というわけで、宿にはちょうどいいタイミングで出発する人はいないようです。

というか、パミール方面へのチャーター仲間を探すなら、とりあえずオシュゲストハウスに行っておけば人が溢れているみたいな情報を以前目にした記憶があったのですが、この時は宿自体閑散としていました。

というわけで、次の手を打ちましょう!

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オシュゲストハウスを出発して、北の方へ歩くこと15分。

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やってきたのはこちら、Biy Ordo Guest Houseです。

こちらの宿にはツアーデスクが併設されており、パミール、ワハーン方面の車のチャーターや、ムルガブまでのシェアタクシーの予約ができるという情報を得たので、まずは様子を伺いに来ました。

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ツアーデスクの入口にはこんな掲示があります。

これによると、パミール、ワハーン双方を巡る5日間のコースで650ドル。

べらぼうに高いっ!もしシェア仲間を見つけることができなければ、1人当たりの負担は4万円ほどに。

さらに気になったのがルート設定の部分。


※実際は、ムルガブ~ランガル間も通ります。

この5日間のコースで通るルートはこんな感じ。

ムルガブを過ぎた後、パミールとワハーンの分岐点を南進してワハーン回廊に入っていきます。

ただ個人的にはこの分岐点の西側のパミール高原にも行ってみたいのです。

この辺りは、分岐点の東側とはまた違った風景が広がり、何ならそこがパミール高原の中でも絶景続きのエリアだというのです。

そこに行かないという選択肢は、できることなら取りたくありません。

もしここにシェア仲間がいるのなら、妥協して予約するのも有りっちゃ有りなのですが、残念ながら明日や明後日に出発するようなグループはいないようです。

また、ちなみにと言うことで、パミールを全走破して、さらにホーログからワハーン回廊を往復する欲張りコースができないかどうか尋ねてみた所、取り扱っていないということでした。

仮にあったとしても、走行距離も格段に長くなるため、少なくとも掲示してあった650ドルよりは遥かに高くなるのでしょうね…

となると、オシュから車をチャーターして自分たちが行きたいルートを巡るのは予算的に厳しいということになるので、ムルガブやホーログでのチャーターに作戦を切り替えることにしました。



そうと決まればムルガブまでのシェアタクシーの予約に作戦変更です。

ツアーデスクで値段を尋ねてみると、宿へのピックアップ付きで2500ソム。

事前に調べていた金額と一致したので、即予約。

いともあっさりと、本日のタスクは終了となりました。

ちなみに、オシュからムルガブまでのルートも絶景が続くので、そこを手厚く巡るようなルートを取る人も、オシュ発のチャーターの場合は多いです。

逆にその辺りをかっ飛ばしてタジキスタン国内のパミール、ワハーンを丹念に巡りたいという自分たちのような人は、ムルガブやホーログでチャーターするのが良いのではないかと思いました。



というわけで、明日の道標が手に入った所で昼食を食べに行きます。

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やってきたのはこちら。

オシュゲストハウスを越えて、今度は南側です。

ここのラグメン(120ソム)がかなりクオリティが高いということでやってきたのですが…

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絶品過ぎてやばいー!!!

考えてみればここオシュは、ウイグル自治区から国境を越えてすぐの所にあるわけで。

今までの人生No.1ラグメンは圧倒的にウイグルのラグメンだったのですが、恐らくウイグルの人が作っているなり、調理法が伝わってきているなり、この地のラグメンも何かしらの影響を受けているのでしょう。

特に麺のコシが素晴らしかったです。



大満足で宿に戻り、暑い昼間は日陰で休憩します。



次に動き出したのは18:00前頃。

日が沈むのは20:00過ぎなので、このくらいの時間でも十分街歩きはできます。

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宿から2~3kmのお散歩。

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近くにはモスクやら市場なんかもありましたが、今回は目もくれず。

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やってきたのはこちらです!

あの奥に見える岩山!

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近付いてみるとなかなかの高さですね…

早速登ってみましょう。

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お墓が林立する獣道をまずは進んで行きます。

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こちらのお墓は、個人の肖像画を彫っているため、在りし日の姿がずらりと並び、何だか複雑な気持ちになります。

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お墓を越えると、もう結構登って来たようですね。

なかなかの良い眺めです。

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さあ、もう一息…

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着きました!これが頂上からの眺めです!

この岩山はスライマン・トーと言いまして、オシュの街のシンボルともなっている聖山です。

この聖山にある洞窟からは新石器時代の岩絵や石器が発見されたりと、古くからこの地に暮らす人々にとっては重要な場だったそう。

また、預言者スライマン由来の聖地がいくつも存在しており、今もそのご利益を求めてこの山を訪れる人がとても多いそうです。

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ただ残念なことに、至る所に落書きがあったり、

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頂上にはこんな電波塔が建っていたりと、聖山の雰囲気が台無しになってしまうような状態でした。

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ただ、こちらはさっきと逆、南側の風景です。

向こうに見えるのは砂漠でしょうか?

こうして見ると、オシュはオアシス都市として発達したことがよく分かりますね。

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こうして高い所から街をのんびりと眺めていると、平和な空気感が伝わってきます。

しかしこのオシュ、付近の地図を見て頂ければ、周辺国との間で非常に国境が入り組んでいるのがわかるかと思います。

このキルギス南部においては、実に住民の半数以上がウズベク人と言うことで、過去頻繁に民族対立が起こってきた地域でもあるのです。

自分がシルクロードを横断しようとした2010年にも、まさにこのオシュで銃撃を伴う民族紛争が勃発し、その結果キルギスと周辺国との国境は封鎖され、自分もキルギス目前でルート変更を余儀なくされました。

それが今現在、こうして普通にこの地を訪れ観光ができる状態になっているのは、何だか感慨深いものがあります。

民族間の対立については外の者がどうこう言えないくらい根深い問題が潜んでいることも多いでしょうが、こうした平和がいつまでも続くことを願っています。

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さあ、下山しましょう。

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獣道だった北側の斜面とは異なり、南側の斜面はこのように歩道が整備されています。

こちらがメインルートだったのですね。

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中腹にはいくつかの洞窟がありますが、その1つをくり抜いて博物館が造られていました。

ちょっと興味がありましたが、もう時間も遅いためか、閉館していましたが…

そして、みなさん。

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実はここ、世界遺産なんですよ。

え!?そんなレベルの場所ではないでしょう!…という感想は置いておいて。

見た目のインパクトは、思い描いた世界遺産と比べるとちょっと残念な印象を抱いたのは事実ですが、この地が歴史的にも、そしてこの地に暮らす人々にとっても重要な場所であることから、こうして世界遺産に登録されるのだということはわかります。

ただ、先程の落書きにしろ電波塔にしろ博物館にしろ、世界遺産にしてはあまりにもその管理が杜撰なのではないかなという印象は持ちました。

もうちょっとどうにかならないものなのでしょうかね…

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せっかくの街のシンボルなのですから。



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さあ、オシュ観光もシンプルに済ませた所で、バスで宿に戻ります。

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キルギスに来て初めて押しボタン式の信号を発見した気がします。

ビシュケクにもあったのかなぁ…?

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宿で、ちょうど自転車でイルケシュタム峠を越えてきた日本人大学生と出会ったので、3人で夕食を。

今日は羊のスープです。

そしてその後は昨日に引き続き場末のバーで乾杯。

今日はまだ時間も早いので治安はきっと大丈夫でしょう。



さて、いよいよ明日からは、パミール高原・ワハーン回廊を巡っていきます!

ものすごい絶景がひたすら続く道中なので、ぜひそちらも楽しみにしていてください!



本日もありがとうございました!





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プロフィール

Maru

Author:Maru
高校地理教師による世界一周!
2019年4月2日出発!
アフリカ縦断旅スタート!エジプトから陸路で南下していきます。