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「もう1つの海」を渡りバクーへ!長い長い船旅

こんにちは、まるです!今日もよろしくお願いします♪



現在地はジョージアのメスティア!

独特の文化が残るこの山奥の地は、素晴らしいトレッキングコースがいくつもあります。

何日かかけてこの付近を歩き回り、ジョージア旅の締めにしようと思っています。

ここ最近は雨が降ったりもしているのですが、せめてトレッキングの日は良い天気であって欲しい…





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2019年8月4日
(世界一周125日目)
【トルクメンバシ→バクー】
1トルクメニスタンマナト=30.1円
1ドル=3.5トルクメニスタンマナト
(いずれも公定レート)
※闇レートだと1ドル=16~18トルクメニスタンマナトくらい

1アゼルバイジャンマナト=62.5円
10アゼルバイジャンマナト=625円






おはようございます!

昨夜遅くにバクー行きのフェリーに乗り込み、船上の人となりました。

アゼルバイジャン船ではあてがわれるはずの部屋が、トルクメニスタン船では無かったため、昨日は椅子席に寝袋を敷いて眠りにつきました。

そして今朝。

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カスピ海を照らす素晴らしい朝日を眺めながら、1日が始まります。

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近くには大型船が何隻も浮かび、港が近いことを感じさせてくれます。

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そして遠くには陸地も見えています!

あれがアゼルバイジャンでしょうか!?



…ん?



アゼルバイジャン国旗って、あんな緑色してたっけ…?

よくよく目を凝らして見てみると、写真左側の遠くの方に見える大きな国旗、あれトルクメニスタンの国旗です。

さらに写真右側の方に見える特徴的な建物、あれ自分が昨日いたフェリーターミナルじゃないですか!



…え、一晩経ったのにこんな所なの?

どうやら船は、夜のうちはずっとトルクメンバシの港に停泊しており、今朝になって出航したばかりのようです。

よくよく考えてみたら、朝日が昇ってきた先に陸地があったわけですから、その陸地はバクーな訳がないんですよね。

こうなると、バクーに着くのは今日か明日か、はたまたもっと先なのか、何とも予想がつきませんが、こればかりは祈るしかないのでしょう。

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しばらく経つと、視界からは陸地が消え、大海原の中を船は進んで行きます。

あ、「大海原」と書きましたが、カスピ海は一応、地理的には世界最大の「湖」です。

地図を見て頂ければわかるように、他の海域と一繋がりになっているわけではありませんので。

ただ、沿岸国の間では、このカスピ海を海とするか湖とするかで長年意見が分かれていました。

「海」と主張する沿岸国は、他の湖と比べると圧倒的に大きく、さらに湖水が塩水であるということを理由としていたわけですが、頑なに海ということに拘るのは、これだけが理由ではありません。



というのも、このカスピ海沿岸には石油や天然ガスなど、大量の地下資源が埋蔵されておりまして。

湖と言うことならば、こうした地下資源は沿岸国に均等に分配されることになるのですが、海と言うことになると、領海や排他的経済水域が設定され、沿岸線が長い国や、沿岸に地下資源を多く抱えている国が有利となります。

また、漁業や外国船の通航に関する取り決めも、海と湖とでは異なってきます。

こうしたことから、ソ連崩壊後は、長い沿岸線を持ち沿岸に地下資源を豊富に抱えているアゼルバイジャン、トルクメニスタン、カザフスタンの3カ国が「海」という主張をしており、一方でその逆の立場であるイランは「湖」という主張をしてきました。

残る沿岸国であるロシアは当初は中立の立場をとってきましたが、近年では「海」とした方が国益の観点から得策だとして、主張を転換していました。

この論争に大きな動きがあったのがつい最近、2018年のことです。

沿岸国の首脳会議において、沿岸線に応じて領海や排他的漁業水域を設定し、さらに地下資源分配についても今後協議を続けていく旨の合意がなされたのです。

こうした合意には、当然それまで「湖」と主張していたイランの譲歩が大きかったわけですが、その背景として、アメリカの経済制裁を受け、懸念される国際的孤立を回避するために、ロシアとの関係強化を図ったということが言われています。



海なのか、湖なのか。

こうした定義1つとっても、各国の思惑や置かれている状況が大きく影響するのって、すごく興味深いですね。



なお、地球の歴史を辿ってみると、今とは大陸の位置が異なっていたはるか昔には、このカスピ海は、黒海や地中海と同様に、テチス海という大陸に挟まれた海の一部でした。

これが大陸の移動により他の海と切り離され、現在では孤立した位置関係となっているのです。

そのような歴史を考えると、カスピ海も海で良いのではないかなという気さえしてきます。

世界中の海は全て一繋がりなわけですから、このカスピ海はそれとは独立した「もう1つの海」という捉え方もできそうですし。

ちなみに中国語ではカスピ海のことを「裏海」と言うそうです。

言い得て妙だなと思いました。



なお、他にカスピ海の豆知識を紹介しておくと、面積はおよそ37万4000kmということで、日本とほぼ同じくらいの大きさになります。

それだけ大きな湖ということですから、湛えている水の量も尋常ではなく、世界の湖水の40%以上がここカスピ海にあると言われています。

また、湖面標高は-28mと湖全体が海面下の土地であるため、流出河川は1つもありません。



と、久しぶりにお勉強テイストで日記をお送りしているわけですが、というのもですね。

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いざ船に乗ってしまうと、一向に景色が変わらないわけで。

これを有りのままに書いていくと、非常につまらない日記となることが予想されるため、今日は頑張って豆知識をお送りしたという次第でございます。

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一応乗船中は船の中を探検しようともしてみたのですけどね。

ですが、トルクメニスタン船、結構立入禁止区域が多くて、あまりこれと言ったトピックも見つけられず、ただただ船の中で佇んでいました。

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一応、トルクメニスタン船籍であることを示す国旗や、

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船内にある大統領の肖像などは、トルクメニスタン船らしい所でしょうか。



なお、事前情報ではトルクメニスタン船には食事は無い(有料ならばある)と聞いていたのですが、何の何の、しっかりと無料でご飯を頂くことができました。

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こちらが船内にあるレストラン。

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朝10:00くらいになると、バイキング形式で食事がサーブされます。

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メニューはシンプルでしたが、様子を見る限りおかわり自由でした。

昨日もあまり食事を摂ることができなかったので、普段ならばここで思い切りおかわりを!

…と行きたかったのですが、このレストラン、船尾の方にありまして。

出航当初はかなり海も時化ていて揺れも激しい中、レストラン内では立つこともやっとの状態でした。

そんな中で下を向いて茹で卵の殻を剥いているうちに、激しい船酔いになってしまい、この写真の料理を平らげるだけでも精一杯だったのです。

アゼルバイジャン船に乗った方のブログを見ると、「このカスピ海フェリーでかなり暇を持て余すため、溜まっていたブログの記事を沢山書き上げた」なんて書いてあったりするのですが、



この揺れの中でブログなぞ書いた日には死んでしまう…



客室の方はレストランよりマシな揺れだったものの、それでもちょっとパソコンの画面に向かってみたらすぐ気分が悪くなってしまいました。

結局、ほとんどの時間を寝袋にくるまって項垂れながら過ごし、ブログの記事は溜まりに溜まったままバクーに着くことになりました…



とは言え、ずっと船内に籠り続けていたわけではありません。

たまーにですが、気分転換に外に出てみたりもしました。

気持ちの良い潮風を浴びれば、少しは酔いも収まるのではないかと思ったので。

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そんな時には、トルクメニスタン人のおじさんたちがすごくフレンドリーに話しかけてくれたりします。

トルクメニスタン船に乗る外国人が珍しいのもそうでしょうし、個室が与えられないことから、コンセントなども譲り合いながら利用することになるため、必然的に仲良くなっていくのです。

おかげで楽しい時間を過ごすことができました。



午後になると、船の揺れもだんだんと小さくなってきました。

朝食後は何時間かぐったりと眠りに落ちていたため、昼食が出たのかどうかも定かではありません。

となると、夕食を食べ逃してしまうとその先がしんどくなるため、レセプションで夕食の時間を尋ねてみました。

すると、



「夕食はない。18:00に船は着く。」



え?思いの外早く着いてくれるじゃないですか!

以前はバクーの港に着く時にも、停泊している船の荷役が終わらずにずっと沖合から動けない…などということがあったみたいですが、バクーの港は以前とは異なり、郊外の新しい港に到着するようになりました。

街へのアクセスは悪くなりましたが、恐らく何10時間も沖合で待たされるというようなことはないはず…!

もしかしたら、今日中にバクーの宿で眠ることもできるかもしれません!

大きく期待が膨らむ中、16:00を過ぎた頃でしょうか。

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遠くに陸地が見えてきました!

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よくよく見てみると、丘に高層ビルが立ち並んでいます。

方角も、今度は間違いなく西側。

あれがバクーの街なのですね!

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とは言え、新しい港はバクー市内から遠く70kmほど南に下った所にあるため、アゼルバイジャンの陸地を目にしながら、沿岸をずっと進んで行きます。

なかなか焦らされますね…

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そして予告通り18:00ちょっと前、船は陸地へと接岸していきます。

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こちらがイミグレを始めとした港湾施設。

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ようやく到着だー!

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それまで船内にいた人たちも、着岸の瞬間を見届けようと、ゾロゾロと船外に出てきました。



ただ、ここからが長かった…

そもそも乗船時に、乗客はパスポートを預けているのですが、まだ誰も返してもらっていないわけで。

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そうなると、みんなパスポートを返してもらいにレセプションに殺到するのですが、これがもうひどかったのです。

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こうやって、1人ずつパスポートの名前を読み上げて返していくんですよ。

でも乗客なんて何100人もいるわけじゃないですか。

そうなると、読み上げられた名前の人はいつまで経ってもパスポートを取りに来ず(というか人が殺到していて取りに来れず)。

そのうちしびれを切らしたレセプション付近の乗客が、勝手に自分のパスポートを漁り始める…

そして乗組員と口論になる…

その結果、いつまで経っても名前を呼ぶペースは上がらず…

罵声と怒号が飛び交うカオスな状況は、この後1時間以上続きました。



そして、これでイライラした乗客が一刻も早く船外に出ようと出口に殺到するものだから、今度は出口付近が見るに堪えない状況に。

軍人が何人も出動してこの状況の鎮静化を図りますが、もう暴徒化した乗客は止めることなどできませんよね。

結局出口では押し合いへし合い、更には殴り合いも始まり、船が着岸してから自分が船外に出るまで、2時間半もかかってしまいました。



もうね、大馬鹿なんじゃないかと。



もうちょっとこう、システマティックと言いますか、考えることはできないものですかね。

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というわけで、青空の中到着した船ですが、もう夕日が沈もうとしております。

とは言え、世界一周12カ国目、アゼルバイジャンに入国です!

トルクメンバシの港に着いてから実に34時間、これでもかなり順調に行った方だと思いますが、ようやくアゼルバイジャンの地を踏むことができました…!

かなり印象に残る船旅でしたが、2度目はさすがに嫌だなぁ…

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恐らく人生最初で最後となるカスピ海フェリーを、しっかりと目に焼き付けます。




1.イミグレ
2.ATM
3.バス停(バスを利用する場合)
4.Traveller's Hostel Baku



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入国審査を終えると、貨物の引込線の脇を通って大通りへと向かいます。

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途中、この歩道橋を渡り、ATMで現金を確保。

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歩道橋からの景色もかなり印象的でした。



さて、ここからバクー市内まで行く方法としては、バス、タクシー、ヒッチハイクの3択があります。

ただ、もう日が暮れてしまったため、初めての国でのヒッチハイクには少し不安がありました。

そうなると最安はバスになるのですが、港の人の話によると、もうバスは終わってしまったよう…

ちなみにバスで市内まで行く場合、195番のバスに乗って、途中で乗り継いで行くみたいです。

そうなると残るはタクシーですが、これがまた割高なんだよな…

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まあ、ここで焦っても状況が変わるわけではありませんし、とりあえず休憩しましょう。

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朝食以来何も口にしていなかったため、港にあったこのお洒落なお店で夕食を。

これで6マナトでした。



食事をしていると、船に乗る時に一緒だったイギリス人が。

話によると、タクシーを捕まえたのでシェアできる人を探しているそうです。

これは有難い!1人だとかなりの金額になってしまいますが、何人かで頭割りできるのなら、そこまで大きな出費にはならないでしょう。

結局1人当たり7マナトで宿まで連れて行ってもらうことになりました。



およそ1時間ほどでバクーの中心部に到着。

宿の付近は一方通行が多かったので付近で降ろしてもらい、しばし歩いて宿まで向かったのですが…

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この都会ぶり、もはやアジアではないですね。

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宿のテラスからはバクーの象徴、フレイムタワーが良く見えました。

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今日は長旅の疲れを癒すため、ビールを飲んですぐに就寝。

宿情報は翌日分の日記でお送りします。



いよいよ長かった中央アジアを抜け、新しい地域、コーカサス地方の旅が始まります!

ちょっと歩いてみただけでも発展ぶりに驚かされるバクー、一体どんな滞在になるのかすごく楽しみです。



本日もありがとうございました!





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コメント

乗り物酔いは本当に辛い

私は乗り物酔いが酷いので、まるさんの辛さがよくわかります。船は一番酔いやすいですし。酔ってしまった時、私は炭酸ジュースを飲むと気持ち悪さが少し楽になりました。スプライトか7UPが良いかと思います。

中央アジア編以降、この地域をどう旅するかをずっと考えています。解説付きでしっかり周りたい、誰かと旅の感動をわかち合いたいのです。ツアーで周遊+個人で再訪にするべきか、最初から個人旅行+現地でガイドさん手配にするべきか。

ジョージアも本当に良い国のようですね。今いらっしゃる南コーカサスから、陸路で北コーカサス(ロシア領のチェチェン等)に入れれば良いのに、と思わずにはいられません。

らいらさん

あの長い周期の揺れが自分も苦手で…
結構この旅で乗り物酔いには強くなったと思っていたのですが…
炭酸ジュースが良いのですね!今度車酔いをした時など試してみます!ありがとうございます。

自分もまとめ記事で少し書いたのですが、特にこの地域はもっとしっかりとした知識を持って周ることができたら、また違った楽しみ方もできたのではないかと感じました。
どうしても自分の場合、自然のアクティビティに旅を寄せてしまう傾向があり、歴史的な遺産などはその都度調べてはいるのですが、どうしても調べが追いつかず、後からもっと調べておけば良かったという気持ちをつい抱いてしまいました。

らいらさんの想いを実現するとしたら、もし条件の合うツアー等があるのでしたらツアーなども良いかも知れませんが、やはり費用面を考えると現地でガイドを手配する方が安くはつくと思います。
ただ、誰かと感動を分かち合うとなると、ツアーも捨てがたいですよね…

ジョージアからロシア方面に、抜けた方の情報もちらほら耳にはしていますが、なかなか流動的な情勢のようで…
とりあえず南コーカサスを存分に楽しんできます!

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プロフィール

Maru

Author:Maru
高校地理教師による世界一周!
2019年4月2日出発!
アフリカ縦断旅スタート!エジプトから陸路で南下していきます。