アルメニアにも温泉が!振り回されつつ温泉を目指す
- 2019/09/11
- 06:00
こんにちは、まるです!今日もよろしくお願いします♪
祭りに遭遇したテヘラン滞在。
非日常の雰囲気は楽しいのですが、見所や商店、食堂などはことごとく閉店中…
旅人にとっては不便極まりないです笑
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2019年8月30日
(世界一周151日目)
【エレバン→セバン湖→アルザカン→エレバン】
1ドラム=0.22円
1000ドラム=223円
1.北バスターミナル
2.マルシュ下車場所
3.セバナバンク
4.アルザカン温泉
おはようございます!

今日は10:00頃に、遅めの朝食を頂きます。
と言うのも、昨日寝る時になって、今日一緒に出掛ける予定の子が、
「やっぱり出発を11:00にしない?」
と言ってきたので。
元々は10:00出発の予定だったのですが、それでもバスがあるうちに帰って来れるかは微妙な所。
また、遅い時間になると天気が悪くなる予報も出ていたのですが、
「10:00なんて早い時間、私準備できない!」
などと言うものですから。
もう1人一緒に行く子は、
「私は何時に出ても構わないよ。」
と言うので、半ば無理矢理押し切られ11:00に出発することになりました。
しかし、11:00になって待ち合わせ場所のフロントに行くと、
「居心地の良さそうな部屋が空いたって言うから、今から部屋移動するね!」
と言って、その子はそそくさと部屋移動を始めました。
流石にこうなってはニコニコともしていられず、
「あのさ、待ち合わせの時間とっくに過ぎているんだけど!」
と語気を強めて伝えてはみましたが、その後もダラダラと荷物整理や化粧などをし、

結局宿を出たのは12:00頃となりました。
「もしかして怒ってる?笑」
と言われましたが、怒ってないわけがないでしょう。

とは言え、いつまでも引き摺っていても仕方ないので、気持ちを収めて目的地へと向かいます。
今日はいつものバス停から259番バスに乗車。

バスは色々と迂回して40分ほどかかってしまうのですが、北バスターミナルに到着します。
本日の目的地は、初日に車窓から観たセバン湖!
ここは琵琶湖の2倍の大きさを誇る湖なのですが、湖のほとりにセバナバンクという教会があり、そちらもかなり美しいらしいのです。
そしてその後は温泉!
何とアルメニアにも温泉があるらしいのですが、今回行こうと思っている所はほとんど情報を見つけることができず。
そのため手探りの移動となるので、時間が欲しかったのですね。

天気が不安なので、先にセバン湖に向かいます。
ターミナル自体は半分廃墟のようになっていて閑散としているのですが、

ありましたありました、このマルシュに乗って行くのです。
目的地はDilijan行きとなっており、一見すると違うようにも見えます。
近くにはセバン行きのマルシュも止まっているので。
しかし、セバン行きは、セバン湖すぐ手前のセバンと言う街が終点となります。
ある程度人数がいて追加料金を払えばセバナバンクまで連れて行ってくれることもあるみたいですが、確実にセバナバンクの前で降りるのなら、セバナバンクの先にあるDilijanが目的地のマルシュに乗って、途中下車する必要があります。
しかし、中国の子2人はどうにも納得がいかないようで。
私たちが行くのはセバン湖だから、乗るのはセバン行きだと言ってくるのです。
自分とDilijan行きのドライバーの2人がかりで理由を説明してもわかってもらえず、セバン行きのドライバーも「これはセバナバンクまでは行かないよ」と言ってくれたのですが…
「それならセバナバンクまで行くセバン行きのマルシュを探してくる!」と言って、2人でどこかに行ってしまいました。
唖然としてDilijan行きのマルシュの前で佇んでいるうちに、どんどんマルシュは人で埋まり、ついには一杯に。
ドライバーは憐みの目をしながら、
「申し訳ないけど行くわ。」
と言って、マルシュは出発してしまいました。
マジかよ…
でも、「これ食って元気出せ!」
と言ってガムをくれたので、食って元気を出すことにします…

と言うわけで、別のマルシュです。
番号は違いますが、こちらもDilijan行きということで、セバナバンクまで料金は800ドラム。
中国人の子たちも、意図するマルシュを見つけられなかったようで、戻ってきました。
戻って来るなり、
「あなたはさっきのマルシュで行かなかったの?」
お前らがどっか行っちゃったから行けなかったんだよ!怒
結局北バスターミナルを出たのは13:30頃になってしまいました。
マルシュはエレバンの丘を越えると、グングン標高を上げながら荒涼とした大地を進んで行きます。

そして思ったよりも早く、出発から1時間ほどで下車。
目の前に広がっているのは、絶景のセバン湖!!!

はい、曇ってるー
だから早く出たかったのにー!

それでも、曇りでもこの湖の色なのはすごいですね。

水もかなり透き通っています。
天気が良ければボーッと眺めていたい所ですが、生憎本日はかなりの強風が吹いておりまして。

それでも彼女たちはセルフィー祭りを敢行します。
強風に加え、この天気により急激に気温も下がり、半袖で立っていると震えてしまうくらいの気候でしたが、彼女たちにとってはお構いなし。

まぁ、これが彼女たちにとっての旅の目的の1つでもあるでしょうから、ここは好きなだけ撮ってもらいましょう。
自分は寒さを凌ぐため、木の陰に隠れて風を遣り過ごします。
結局撮影会は10分以上続きましたが、これ全部のスポットでこんなに時間かけて撮影するのかな…?

とりあえず、めちゃくちゃ寒いのでサクサク歩いていきます。
あの丘の上にポツンと見える教会がセバナバンク。

エレバンから程近いということもあり、観光バスなどもここは多いですね。
マルシュの下車場所からは5分ほど歩いて到着しました。

最後にこの階段を上れば…

見えました!セバナバンクです!
…うん、映えない。
天気が悪過ぎる!

湖ではボートに乗ることもできるみたいなのですが、ここに滞在している間、結構近くで何発も落雷がありまして。
正直、ジェットスキーや遊覧船に乗っている人も危ないと思うのだけどなぁ…

湖と共に。
赤茶けた教会と青い湖のコントラストが、きっと良い天気だったらすごく映えるのだろうなと思います。

まぁ、溢れ返り山を覆いつくす雲。
これはこれで雄大な光景ではありますが。

教会の中に入ってみると、ちょうど結婚式の真っ最中でした。
そして入口付近で後ろの人に呼び止められ、
「結婚式に来たのだけど、人が多過ぎて中に入れないんだ。列を譲ってくれないか?」
勿論です!というか部外者が入ってしまってすみません…!
後ろを見ると、正装をした人たちがズラリと並んでいました。
観光客が入ること自体は制限されていませんが、この状況だと彼らは式に参列できずに終わってしまうかも知れない…
ということで、教会から出ることに。
しかし、いくら待っても彼女たちは帰って来ません。

強い雨も降ってきたので、軒下で雨宿りをしながらボーッと湖を眺めていました。
厚い雲の隙間から差し込む光がとても綺麗。
こちらは大雨ですが、もう少ししたら晴れてくるのかな…?
結局、20分くらい待ったでしょうか、ようやく彼女たちが出てきたのですが、合流するなり、
「なぜあなたは式を観に行かなかったの?すごかったよ!」
と言って、ドアップで撮った、神父に誓いを捧げる新郎新婦の写真を見せてきました。
なぜって…逆になぜお前らは式を観に行ったんだ?後ろの人のお願いを一緒に聞いていただろう。
しかもあの超満員の教会の中を、人を掻き分け最前列まで行かないと、こんな写真は撮れません。
さて、そんなこんなで時間は15:30に差し掛かろうかと言う所。
この後は、ここから45kmほど離れたアルザカンという街に向かいます。
温泉の詳しい情報は持っていないため、街に着いてから地元の人に聞いて回るつもりなので、少しでも時間が欲しい…
と言うのも、17:00にはエレバン行きの最終バスが出発してしまうとのことで、もうあまり時間がないのです。
と言うわけで、ここは予定通り3人でタクシーをシェアして行こうとした所、中国の子たちが、
「私たちはヒッチハイクで行きたい!」
うーん…
エレバンまでならすぐに捕まると思うのです、幹線道路を走るだけなので。
でも、幹線道路から外れた小さな街に向かう車を、これまた小さな街であるセバンから捕まえることができるのかと言うと、かなり時間がかかってしまうと思うのです。
これ以上時間をかけると、エレバンに帰るのが遅くなってしまうどころか、下手したら温泉も入れなくなってしまいます。

と言うことを説得すると、渋々タクシーで行くことを了承してくれました。
渋々でしたが。

有難いことに捕まえたタクシーはかなりの猛スピードで走ってくれ、30分ほどでアルザカンの街に到着しました。
さて、ここからが問題で、温泉がどこにあるのか地元の人に聞いて回らないといけません。
ドライバーにそのことを告げ、近くの商店に泊めてもらうと、思いの外あっさりと温泉のある方角を教えてもらえました!
これで念願の温泉に入ることができる…!と思ったその時でした。
「ここに向かって!」
と、中国の子。
「そんな方向だけの情報当てにならない。このピンの場所に行って!」
お、この間にネットで調べてくれたのでしょうか。
日本のウェブサイトには詳しい場所が記載されている情報は皆無でしたが、流石中国の情報網はすごいな…!

というわけで、そのピンの場所でタクシーを降ります。
しかし、ここは街の外れ、温泉がある気配もありません。
「一体どこに向かえと言ったの?」
と、彼女のスマホから地図を見せてもらうと、
そこは、以前この街に温泉があるという話を自分がした時に、彼女がこの街に適当に打ったピンの場所でした。
信じられない…何を根拠に、地元民の案内よりも自分が適当に打ったピンの方が信じられると言うのでしょうか?

というわけで、再び街の中心に向かい、さっき地元の方が案内してくれた方角へ。

すると、ありました!こちらがアルザカン温泉です!
こちらの温泉は全て個室の貸し切りとなっておりまして、1人だと割高なのですが、複数人で行けば安く入浴することができます。

部屋は色々ありまして、こちらはVIPルーム12000ドラム。

こちらは普通の部屋8000ドラム。
いずれも1時間の値段です。
結局交渉の結果、普通の部屋を40分5000ドラムで借りることになりました。

普通の部屋と言っても、かなり浴槽は広いですし、

脇にある個室にはトイレやシャワーも付いています。
気になる温泉についてですが、温度はちょっとぬるめなのですが、温水プールと言うほどぬるくは無く、とても気持ちよく入れます!
浴槽が深く段差もないため、立って入らなければならないのが難点ではありますが…

天井からは陽が差し込み、良い雰囲気。

なお、温泉にはレストランも併設されているため、風呂上りに食事や飲み物を頂くこともできます。
いやー!色々あって疲弊した1日でしたが、この温泉はかなり掘り出し物です!
来れるか不安でしたが、辿り着けて本当に良かった…

帰りは結局バスを逃してしまったのでヒッチハイクで帰ります。
バスは253番がエレバンの鉄道駅とアルザカンの街を結んでいるそうなのですが、乗れていないので未確認です。

夕食は残り物を全部ぶち込んでパエリア風に。
チーズがとろけて美味しそう。

ビールと共に頂きます。
夜になって、しょうぞうと飲みながら色々と今日の愚痴を聞いてもらいました。
しょうぞうも昨日かなり振り回されたと書きましたが、どうやら彼女は、ろくに調べもせずに自分の思い付き、思い込みで動いてしまうきらいがあるそうです。
旅に出ると、本当に色々な人がいますね…
今後はあまりかかわらないでおこう…
さて、明日はエレバン滞在最終日となります!
今日の疲れもありますし、比較的ゆっくりと過ごす1日となるかと思います。
本日もありがとうございました!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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1ドラム=0.22円
1000ドラム=223円
1.北バスターミナル
2.マルシュ下車場所
3.セバナバンク
4.アルザカン温泉
おはようございます!

今日は10:00頃に、遅めの朝食を頂きます。
と言うのも、昨日寝る時になって、今日一緒に出掛ける予定の子が、
「やっぱり出発を11:00にしない?」
と言ってきたので。
元々は10:00出発の予定だったのですが、それでもバスがあるうちに帰って来れるかは微妙な所。
また、遅い時間になると天気が悪くなる予報も出ていたのですが、
「10:00なんて早い時間、私準備できない!」
などと言うものですから。
もう1人一緒に行く子は、
「私は何時に出ても構わないよ。」
と言うので、半ば無理矢理押し切られ11:00に出発することになりました。
しかし、11:00になって待ち合わせ場所のフロントに行くと、
「居心地の良さそうな部屋が空いたって言うから、今から部屋移動するね!」
と言って、その子はそそくさと部屋移動を始めました。
流石にこうなってはニコニコともしていられず、
「あのさ、待ち合わせの時間とっくに過ぎているんだけど!」
と語気を強めて伝えてはみましたが、その後もダラダラと荷物整理や化粧などをし、

結局宿を出たのは12:00頃となりました。
「もしかして怒ってる?笑」
と言われましたが、怒ってないわけがないでしょう。

とは言え、いつまでも引き摺っていても仕方ないので、気持ちを収めて目的地へと向かいます。
今日はいつものバス停から259番バスに乗車。

バスは色々と迂回して40分ほどかかってしまうのですが、北バスターミナルに到着します。
本日の目的地は、初日に車窓から観たセバン湖!
ここは琵琶湖の2倍の大きさを誇る湖なのですが、湖のほとりにセバナバンクという教会があり、そちらもかなり美しいらしいのです。
そしてその後は温泉!
何とアルメニアにも温泉があるらしいのですが、今回行こうと思っている所はほとんど情報を見つけることができず。
そのため手探りの移動となるので、時間が欲しかったのですね。

天気が不安なので、先にセバン湖に向かいます。
ターミナル自体は半分廃墟のようになっていて閑散としているのですが、

ありましたありました、このマルシュに乗って行くのです。
目的地はDilijan行きとなっており、一見すると違うようにも見えます。
近くにはセバン行きのマルシュも止まっているので。
しかし、セバン行きは、セバン湖すぐ手前のセバンと言う街が終点となります。
ある程度人数がいて追加料金を払えばセバナバンクまで連れて行ってくれることもあるみたいですが、確実にセバナバンクの前で降りるのなら、セバナバンクの先にあるDilijanが目的地のマルシュに乗って、途中下車する必要があります。
しかし、中国の子2人はどうにも納得がいかないようで。
私たちが行くのはセバン湖だから、乗るのはセバン行きだと言ってくるのです。
自分とDilijan行きのドライバーの2人がかりで理由を説明してもわかってもらえず、セバン行きのドライバーも「これはセバナバンクまでは行かないよ」と言ってくれたのですが…
「それならセバナバンクまで行くセバン行きのマルシュを探してくる!」と言って、2人でどこかに行ってしまいました。
唖然としてDilijan行きのマルシュの前で佇んでいるうちに、どんどんマルシュは人で埋まり、ついには一杯に。
ドライバーは憐みの目をしながら、
「申し訳ないけど行くわ。」
と言って、マルシュは出発してしまいました。
マジかよ…
でも、「これ食って元気出せ!」
と言ってガムをくれたので、食って元気を出すことにします…

と言うわけで、別のマルシュです。
番号は違いますが、こちらもDilijan行きということで、セバナバンクまで料金は800ドラム。
中国人の子たちも、意図するマルシュを見つけられなかったようで、戻ってきました。
戻って来るなり、
「あなたはさっきのマルシュで行かなかったの?」
お前らがどっか行っちゃったから行けなかったんだよ!怒
結局北バスターミナルを出たのは13:30頃になってしまいました。
マルシュはエレバンの丘を越えると、グングン標高を上げながら荒涼とした大地を進んで行きます。

そして思ったよりも早く、出発から1時間ほどで下車。
目の前に広がっているのは、絶景のセバン湖!!!

はい、曇ってるー
だから早く出たかったのにー!

それでも、曇りでもこの湖の色なのはすごいですね。

水もかなり透き通っています。
天気が良ければボーッと眺めていたい所ですが、生憎本日はかなりの強風が吹いておりまして。

それでも彼女たちはセルフィー祭りを敢行します。
強風に加え、この天気により急激に気温も下がり、半袖で立っていると震えてしまうくらいの気候でしたが、彼女たちにとってはお構いなし。

まぁ、これが彼女たちにとっての旅の目的の1つでもあるでしょうから、ここは好きなだけ撮ってもらいましょう。
自分は寒さを凌ぐため、木の陰に隠れて風を遣り過ごします。
結局撮影会は10分以上続きましたが、これ全部のスポットでこんなに時間かけて撮影するのかな…?

とりあえず、めちゃくちゃ寒いのでサクサク歩いていきます。
あの丘の上にポツンと見える教会がセバナバンク。

エレバンから程近いということもあり、観光バスなどもここは多いですね。
マルシュの下車場所からは5分ほど歩いて到着しました。

最後にこの階段を上れば…

見えました!セバナバンクです!
…うん、映えない。
天気が悪過ぎる!

湖ではボートに乗ることもできるみたいなのですが、ここに滞在している間、結構近くで何発も落雷がありまして。
正直、ジェットスキーや遊覧船に乗っている人も危ないと思うのだけどなぁ…

湖と共に。
赤茶けた教会と青い湖のコントラストが、きっと良い天気だったらすごく映えるのだろうなと思います。

まぁ、溢れ返り山を覆いつくす雲。
これはこれで雄大な光景ではありますが。

教会の中に入ってみると、ちょうど結婚式の真っ最中でした。
そして入口付近で後ろの人に呼び止められ、
「結婚式に来たのだけど、人が多過ぎて中に入れないんだ。列を譲ってくれないか?」
勿論です!というか部外者が入ってしまってすみません…!
後ろを見ると、正装をした人たちがズラリと並んでいました。
観光客が入ること自体は制限されていませんが、この状況だと彼らは式に参列できずに終わってしまうかも知れない…
ということで、教会から出ることに。
しかし、いくら待っても彼女たちは帰って来ません。

強い雨も降ってきたので、軒下で雨宿りをしながらボーッと湖を眺めていました。
厚い雲の隙間から差し込む光がとても綺麗。
こちらは大雨ですが、もう少ししたら晴れてくるのかな…?
結局、20分くらい待ったでしょうか、ようやく彼女たちが出てきたのですが、合流するなり、
「なぜあなたは式を観に行かなかったの?すごかったよ!」
と言って、ドアップで撮った、神父に誓いを捧げる新郎新婦の写真を見せてきました。
なぜって…逆になぜお前らは式を観に行ったんだ?後ろの人のお願いを一緒に聞いていただろう。
しかもあの超満員の教会の中を、人を掻き分け最前列まで行かないと、こんな写真は撮れません。
さて、そんなこんなで時間は15:30に差し掛かろうかと言う所。
この後は、ここから45kmほど離れたアルザカンという街に向かいます。
温泉の詳しい情報は持っていないため、街に着いてから地元の人に聞いて回るつもりなので、少しでも時間が欲しい…
と言うのも、17:00にはエレバン行きの最終バスが出発してしまうとのことで、もうあまり時間がないのです。
と言うわけで、ここは予定通り3人でタクシーをシェアして行こうとした所、中国の子たちが、
「私たちはヒッチハイクで行きたい!」
うーん…
エレバンまでならすぐに捕まると思うのです、幹線道路を走るだけなので。
でも、幹線道路から外れた小さな街に向かう車を、これまた小さな街であるセバンから捕まえることができるのかと言うと、かなり時間がかかってしまうと思うのです。
これ以上時間をかけると、エレバンに帰るのが遅くなってしまうどころか、下手したら温泉も入れなくなってしまいます。

と言うことを説得すると、渋々タクシーで行くことを了承してくれました。
渋々でしたが。

有難いことに捕まえたタクシーはかなりの猛スピードで走ってくれ、30分ほどでアルザカンの街に到着しました。
さて、ここからが問題で、温泉がどこにあるのか地元の人に聞いて回らないといけません。
ドライバーにそのことを告げ、近くの商店に泊めてもらうと、思いの外あっさりと温泉のある方角を教えてもらえました!
これで念願の温泉に入ることができる…!と思ったその時でした。
「ここに向かって!」
と、中国の子。
「そんな方向だけの情報当てにならない。このピンの場所に行って!」
お、この間にネットで調べてくれたのでしょうか。
日本のウェブサイトには詳しい場所が記載されている情報は皆無でしたが、流石中国の情報網はすごいな…!

というわけで、そのピンの場所でタクシーを降ります。
しかし、ここは街の外れ、温泉がある気配もありません。
「一体どこに向かえと言ったの?」
と、彼女のスマホから地図を見せてもらうと、
そこは、以前この街に温泉があるという話を自分がした時に、彼女がこの街に適当に打ったピンの場所でした。
信じられない…何を根拠に、地元民の案内よりも自分が適当に打ったピンの方が信じられると言うのでしょうか?

というわけで、再び街の中心に向かい、さっき地元の方が案内してくれた方角へ。

すると、ありました!こちらがアルザカン温泉です!
こちらの温泉は全て個室の貸し切りとなっておりまして、1人だと割高なのですが、複数人で行けば安く入浴することができます。

部屋は色々ありまして、こちらはVIPルーム12000ドラム。

こちらは普通の部屋8000ドラム。
いずれも1時間の値段です。
結局交渉の結果、普通の部屋を40分5000ドラムで借りることになりました。

普通の部屋と言っても、かなり浴槽は広いですし、

脇にある個室にはトイレやシャワーも付いています。
気になる温泉についてですが、温度はちょっとぬるめなのですが、温水プールと言うほどぬるくは無く、とても気持ちよく入れます!
浴槽が深く段差もないため、立って入らなければならないのが難点ではありますが…

天井からは陽が差し込み、良い雰囲気。

なお、温泉にはレストランも併設されているため、風呂上りに食事や飲み物を頂くこともできます。
いやー!色々あって疲弊した1日でしたが、この温泉はかなり掘り出し物です!
来れるか不安でしたが、辿り着けて本当に良かった…

帰りは結局バスを逃してしまったのでヒッチハイクで帰ります。
バスは253番がエレバンの鉄道駅とアルザカンの街を結んでいるそうなのですが、乗れていないので未確認です。

夕食は残り物を全部ぶち込んでパエリア風に。
チーズがとろけて美味しそう。

ビールと共に頂きます。
夜になって、しょうぞうと飲みながら色々と今日の愚痴を聞いてもらいました。
しょうぞうも昨日かなり振り回されたと書きましたが、どうやら彼女は、ろくに調べもせずに自分の思い付き、思い込みで動いてしまうきらいがあるそうです。
旅に出ると、本当に色々な人がいますね…
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